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little voice


2011.3
「震災から7日目」

娘達の寝顔にあたる月の光を見て、久しぶりに月の存在を思い出しました。
ここしばらく心にゆとりがなかったものだから。
いつものところで、いつものように、光輝いてくれていたんだと嬉しくなった。
月の愛に浸たりながら、歯科の先生に言われた「いまをいきなさい」という言葉を思い出しました。

被災地の塩釜に主人の両親、親類がいる。
やみくもに行っては迷惑をかけるだけと思い、毎日電話で様子を聞きながらタイミングを待っている。
両親親類はじめ被災地の人達はいつものようにとはいかないけど、
みんなで助け合って、いまを生きることに精一杯がんばっている。
私よりも大変な人がいるから、とあの状況の中でも与えられた恵みに気づき感謝し、人を気遣う。
いま瞬間瞬間、命をつなぐこと、命を見つけ出すことに精一杯。
離れた地に住む私達のように少し先に起るかもという予想事態の心配をする時間など持てない。

被災地から遠く離れた自分は、いつもしていることがいまこそ自分のすることだと決心して
パンを焼く、お弁当をつくる、絵本を読んであげる、雑誌を作る、ギャラリーを開ける。
未来を不安に思う前に、いまをありのまま受け止めて。
この数日間、月と同じように行動するこうゆう人達の姿を私は見つけるたび、不安や恐れが和らいだ。
点々にちらばりながら、水面下でつながれた手の暖かいぬくもりを感じとりながら、
いつものようにできる状況にある私もがんばろうと思った。
妻、母、娘、妹である私。
友達、近所の大久保さんでもあり、ノニノコという活動をしている私、ということを忘れずにいまをいきる。

金曜日、娘の卒業式を無事に終えることができました。
全校生徒揃っての歌声に祈りを感じ、鳥肌がたちました。
きっと空高く飛んだはず。
これ以上被害が大きくならないように、一刻も早く皆の平穏な暮らしが戻るようにと、
祈りながら、信じながら、いまをいきる。


2011.3.15

このたびの震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
被災された方々、そのご家族の方々には心よりお見舞い申し上げます。

今日までに起っている事態をふまえ、
3月19日から26日まで予定していた展覧会「はしごをわたってるおんなのこ展」を
中止させていただくことにしました。
開催中のワークショップも中止いたします。
楽しみにしてくださっていた方、ワークショップのお申し込みをいただいていた皆様、
誠に申し訳ありません。
開催できる時期をいまは待ちたいと思います。

皆様が平穏に暮らせる日が早く来ることを祈っております。

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「震災から4日目」

私達の住む町、葉山は津波の心配がありましたが無事でした。
ところが主人の両親や親類が宮城で被災しました。
昨日やっと両親と電話で話すことができ安否確認とれ、安心できたところです。
震災から3日間、電話やパソコン、ニュースに向かっていて緊張が続きました。
ようやく声を聞いて涙とともに身体の力が一気に抜けました。

ひと家族、ひと家族の安否をもらいながら、現場の生々しい状況も入ってきて、
胸が詰まる思いでした。
車の上で救助を待つメールが最後だった親類。
津波被害の地域に住む親類。
昨日、皆の無事も確認できました。

助けに行きたくても行けなくて、祈ることしかできないもどかしさを感じながら、
いまここで自分ができることを考えていました。
敏感なこどもだけでなく、おとなだって、緊迫した音、映像に不安が募るばかりです。
だったら、展覧会を開催しよう!不安が和らぐようなことができるのかも。
義援金や物資、応援メッセージを集め、被災地に届けようと一度は決めたのですが、
決めた翌朝になって計画停電による交通機関の混乱。
これはもう中止にしたほうがいいと思い、今日皆様にお伝えした次第です。

その後、余震、放射能飛来。
大変な事態が次々と起る中、私と同じようにきっとお客様をお迎えするところは
二転三転していることと思います。

震災からこれまで、様々なことがあからさまになった気がします。
悲惨な出来事が続いておりますが、世界中に与えられた、
大切なことを考える機会をもらっているのだと私は思い、いまを過ごしています。
展覧会の中止も、いまではなく落ち着いた頃に開催することに意味があるのかもと
前向きに思いながら。
新しく穏やかな日がくることを私は信じています。


2011.3.6
『はしごをわたってるおんなのこ』



こども服のソーイングブック「はしごをわたってるおんなのこ」ができました。

やっとみなさんにご報告ができる!と、いざここに感想を書こうと思ったのですが、
書いては消し、書いては消しと。なかなかいま心にある気持ちを書き記すことができませんでした。
実際手に取っていただき、想いを感じていただけたら幸いです。

娘のある出来事がきっかけとなり、こども服の日常着とは?と考える日々が続いていました。
そのことをhomspunの人達の前で口にした日の帰り道、
こども服のソーイングブックを作ってみたいとイメージがどんどん湧いてきて、
すぐさま相談したところ、ありがたいことに協力してくださることになったのです。
その後たくさんの人達のお力もお借りしながら、ようやく完成することができました。

制作期間中はとても有意義なものでした。
学んだり、気づいたり、確信できたり、自分を見つめる時間ができたり。
そんなこんなもあって、この本がノニノコの活動の指針となるものにもなりました。

お力添えくださったみなさまには本当に感謝しております。ありがとうございました。
大切に作ったこの本がたくさんの人達のところへ届きますように。

完成を記念して展覧会を開催します。
期間中、会場に居りますのでどうぞ遊びにいらしてください。
また、展覧会の様子はここでご報告してゆきたいと思います。


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